『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』こいつはクールだぜ


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★★★★★

「因果応報」というと大げさだが、世の中で起きる出来事は互いに依存し合っているものだ。だからこそ、人生、予想外があって面白かったり辛かったりする。

イギリスの奇才ガイ・リッチー監督の出世作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』は、予想外の因果な出来事が連発するクライム(犯罪)映画。そもそも犯罪映画なんて予想外ばかりが起こらなきゃ、面白味がないのだが、さらにスタイリッシュでクールにまとまれば超一流のエンターテイメントに早変わりだ。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ


ロンドン。カードの腕はピカイチのチンピラ、エディはうだつの上がらない3人の友人からなけなしの10万ポンドを集め、大勝負を目論んでいた。ポルノ王でギャングの元締めであるハリーを相手にスリーカード・ポーカーでひと儲けしようというのだ。しかし、エディとハリーでは役者が違った。反対に50万ポンドの借金をこさえてしまった。

返済期限は一週間。

途方にくれるエディは、隣の部屋に事務所を構えるギャングの計画を耳にする。マリファナ栽培工場から大金とヤクを強奪しようというのだ。この大金を横取りすれば、借金を返せる。

あっけなく横取りに成功したエディたちのだが、事態はとんでもない方向に。コケにされた麻薬王のロリーも報復に立ち上がり、血で血を洗う激しい強奪、報復合戦が繰り広げられる。チンピラ4人組の運命はいかに?

よくできている。ストーリーはもっと細かく複雑に展開するだが、全体としてうまくつじつまが合っているし、スタイリッシュな映像でテンポ良く引き締まっている。普通だったら拡散した話を収拾できずに、説明不足なドタバタ劇に終わってしまっているはずだ。

次から次へと起こる事件はかなり残酷なのだが、登場人物の個性的なキャラクター設定によってコミカルに料理されている。それだけに、どうしてもクエンティン・タランティーノ監督の『パルプフィクション』を想起してしまう。だが、ぶっとび具合はタランティーノよりも抑え気味、そこは女王陛下のお膝下、英国テーストか。より多くの人が嫌悪感なく超一流のエンターテイメントとして楽しめるんじゃないだろうか。

いやはや、この手の映画をいとも簡単に撮ってしまうガイ・リッチーというのは本当に才能なんだろう。惚れたぜ、旦那。


ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズの監督
ガイ・リッチー
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズの出演
ニック・モラン
ジェイソン・ステイサム
ジェイソン・フレミング
デクスター・フレッチャー
スティング
スティーヴン・マッキントッシュ
ヴィニー・ジョーンズ
レニー・マクリーン
P・H・モリアーティ

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』こいつはクールだぜ, 5.0 out of 5 based on 4 ratings

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