『1408号室』禁断の部屋へようこそ…


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映画の評価(5点満点)

★☆☆☆☆

超常現象とか、心霊現象というのは、興味があっても実体験がないとなかなか信じられないもの。だけど、旅先のホテルで「この部屋はなんか雰囲気が嫌だな」と感じたら、素直に部屋をチェンジしてもらうのが身のためかもしれない。得体のしれない何かの逆鱗に触れたら、本当に命がないなんてことになってしまうかもしれないからだ。

『1408号室』は、そんな禁断の部屋に入り込んだホラー作家の恐怖体験を描いた映画。もちろん完全なフィクションのホラー映画だ。

1408号室


オカルト作家のマイク・エンズリン。心霊現象が起こるとうわさされるアメリカ中のホテルを調査取材し、その体験を本にするのを生業にしている。しかし、マイクは一度も心霊現象を体験したことがない。所詮、心霊現象など存在しないと思っていた。そんな彼のもとに一通のはがきが届く。

「ニューヨークのドルフィンホテルの1408号室に入ってはいけない」

この部屋の下調べをし、宿泊客が次々と死んでいった事実を知ったマイクは、ニューヨークのドルフィンホテルの取材に飛んだ。しかも、ホテルのフロントではオーナーに呼び止められ、警告を受ける。「決して立ち入るべきではない」と。過去の数々の取材の中でも一度も心霊現象に出会ったことのないマイクは、そんなこけおどしの警告に引き下がるわけもない。むしろ興味をそそられるだけだ。

警告を振り切り、1408号室へ踏み込んだマイク。案の定、普通のホテルの一室だ。ところがなにかが起こり始めていた……。

このようなストーリーに興味をそそられない人はいない。なにせ自分を含めた大多数が、マイクと同じように心底、心霊現象など信じていないからだ。ホテルのオーナーの話がおどろおどろしいほどに、1408号室へ足を踏み入れ、その恐怖を体験してみたくなる。この先に起こることへの期待は高まるばかりだ。

そこまでこの映画は成功していた。

だが、部屋に起こる現象がチープかつ突飛過ぎた。怖くないのだ。これは致命的である。どうしちゃったのだろうか。話の途中からは、今は亡きマイクの娘と別れた妻との記憶が交錯し始める始末で、なんだか1408号室は精神の不思議な異次元空間へと様変わり。怖さを期待していた観客の頭には、この映画は何が言いたいんだろう、と疑問がよぎり始める。

原作のスティーブン・キングがあまりにサービスしすぎたのかもしれないが、残念なことに見始める前の期待はどこかへ消えてしまった。

この映画はこれでいいのだろうか……。

1408号室の監督
ミカエル・ハフストローム
1408号室の出演
ジョン・キューザック
サミュエル・L・ジャクソン
メアリー・マコーマック
トニー・シャルーブ

『1408号室』禁断の部屋へようこそ…, 3.8 out of 5 based on 6 ratings

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