『ダイ・ハード』テンポと緩急の良い教科書的映画


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映画の評価(5点満点)

★★★★☆

プアーです。どの分野にも教科書的な存在というものがある。僕にとって映画分野での教科書的存在が、『ダイ・ハード』と『羊たちの沈黙』なのである。今回も日曜洋画劇場でたまたま放送されたのを見たのだが、やっぱり面白かった。

出来のよい映画や衝撃的な映画、感動した映画など賛辞をおくれる作品というのはいくらでもあるのだが、教科書的なところまで昇華された作品というのは少ない。そらあ、日曜映画劇場が毎年放映する気持ちも分からないでもない。

ダイハード


『ダイ・ハード』がすごいと思うのは、そのテンポと緩急にある。極限状況下の主人公がマシンガン片手に孤軍奮闘する無数の、それこそ年に何十本も作られている作品の中で、これほどテンポよく、緩急を操れている作品というのはない。映画監督を目指してる人は、ぜひ時計を片手に何度も見返してほしいものだ。加えて、伏線の張り方も絶妙で、構成に矛盾点がないことも、この作品を教科書的な存在たらしめているのだろう。

しかし、無数の作品の中に埋もれていくこの手の映画には、どうしてかミスキャストが多い。ボス役がチンケだったり、主人公がナヨナヨしすぎたり、逆に殺しても死ななそうだったり、と配役がとにかく難しいのだ。ところが、『ダイ・ハード』はジョン・マクレーン役のブルース・ウィリスといい、強盗グループのリーダー、ハンス・グルーバー役のアラン・リックマンといい、とてもいい感じだ。

しかしジョン・マクティアナン監督は、『プレデター』や『レッドオクトオーバー追え!』など、そのほかにも秀逸な作品を撮り続けていたが、それ以降あんまりぱっとしたものを作っていない。そこがどうにも困った感じの監督である。

ダイ・ハードの監督
ジョン・マクティアナン
ダイ・ハードの出演
ブルース・ウィリス
ボニー・ベデリア
レジナルド・ベルジョンソン

『ダイ・ハード』テンポと緩急の良い教科書的映画, 4.0 out of 5 based on 5 ratings

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