『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』火の鳥よ、彼に永遠の命を与えてくれまいか
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プアーです。先日映画を見ようとしたら、放送大学の学生証がない!! ワーキングプアーの僕にとって学割が効くか効かないかは大きな違い。かなりガックシである。まあ、それはいいとして。『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』『スペル』『REC2』などの強力なライバルを押しのけて見た映画が、これ『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。
マイケル・ジャクソンがライブのリハをしますよって内容だ。
僕は決してミーハーじゃない。その僕がテレビでザッピングをしていると、NHKのドキュメントか何かで、たまたまマイケルが子供を連れて散歩をしている映像を出くわしたことがある。そのとき、マイケルが鼻歌を歌ったのだ、ほんの少しだけ。そして、僕はその一瞬でノックダウンした。それくらいマイケルの鼻歌がすごかったのだ。世の中に鼻歌だけで、言葉を失わせる存在なんてどれだけいるんだろう。少なくてもマイケルはその一人だった。
とは言っても、映画を見に行くほどマイケルに興味がなかったのだが、あんまりにも周りの評判がいいので、ひしめくライバル作品を押しのけ、思わず見に行ってしまった。
そしたら、やっぱりすごかった。
はっきり言って、映画の出来は下の下。ドキュメントタッチにするにしても、フィクショナルに仕立てあげるとしても、もっと上手いやり方はいくらでもあったと思う。90%がライブのリハーサル映像で構成されているだけに、これを「映画」と呼んだら、多くの映画監督たちの怒髪天を突くはず。ただ、そんな中でもマイケルは圧倒的な存在たりえていた。マイケルのライブで泣いたり、失神したりする存在を今回初めて理解できた。
何と言うか、マイケルはマイケル・ジャクソン教の教祖であり、神なのだ。マイケルはそれだけの力量を持っている。それほど彼の力は超越し、越境しているのだ。
いや、正直に告白すると、自分はマイケルの楽曲はそれほど好きじゃない(これは好みの問題だが)し、マイケルの思想も考えも嫌いだ。しかし、その嫌いパワーを消し飛ばし、「嗚呼、火の鳥よ、ムツゴロウとYOSHIKIとマイケル・ジャクソンに、永遠の命を与えてくれまいか」と思わせるほど、この映画の中のマイケルはパワーを放っている。そらあ、友人のカミさんが3回も見に行くほどだ。
食わず嫌いは損をする典型的な映画なので、音楽が好きな人はぜひ行って見るがよいと思う。
監督
ケニー・オルテガ






















