『レボリューショナリー・ロード』倦怠期夫婦が出した衝撃の結論


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★★☆☆☆

映画にとってタイトルは命だ。名が体を表していないと、何だか裏切られた気がしてしまう。この映画もタイトルやDVDのパッケージ画像から内容を勝手に想像してしまうと、想定外な体験になってしまうかもしれない。

『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』は、あの空前のヒット作『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが再共演する。とは言え、革命前夜を舞台に『タイタニック』並みのラブロマンスを展開する歴史超大作を期待してはいけない。結婚7年目を迎えた倦怠期の悩める夫婦の物語なのである。しかし、これが何ともリアルなのだ。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで


舞台は、「パックス・アメリカーナ」が絶頂期を迎えていた1950年代のアメリカ。フランクとエイプリルの若夫婦は、周囲もうらやむ理想のカップル。2人の子供にも恵まれ、閑静な住宅街で何不自由のない生活をしていた。しかし、そんな理想のカップルをうらやんでいたのは周囲だけだった。

セールスマンとして変わらない毎日を過ごすフランク、舞台女優を夢見ていたが今は専業主婦のエイプリル。結婚後7年も経つと、変化のない暮らしにそれぞれ不満ばかりがたまっていた。

フランクが30歳を迎えた誕生日の夜、エイプリルはある提案をする。「パリで暮らそう」。何のあてもないパリの地に、夫婦は新たな生き方を夢見るが、周りから見れば無謀に過ぎない。理想と現実、夫婦で異なる価値観が交錯する。

出演者やタイトルからくる期待は裏切られるが、『レボリューショナリー・ロード』が描いているのはどの夫婦もぶつかる問題。夢と現実に夫婦がどう折り合いをつけるか、この深いテーマに切り込んでいる。それだけに、口論したり、気を落ちつけるためにタバコに火を点けるシーンが大半を占めるという重苦しい映画なのだが、それでも退屈せずに何とか見切ることができたのは、ディカプリオもウィンスレットも何気に演技派だからなのだろう。

しかし、この映画が描く現実は家庭を持つと必ずぶつかること。深すぎるテーマなのだ。それだけに何だか気が重いが、二人が出す男女の結論の違いはなんだかよく分かる気がする。

しかも、こういうときは、女の人の方がたいてい大胆な結論を出すのだ。この映画のヒロインのように大胆過ぎるのも考えものだが。

レボリューショナリー・ロードの監督
サム・メンデス
レボリューショナリー・ロードの出演
レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
マイケル・シャノン
キャスリン・ハーン
デヴィッド・ハーバー
キャシー・ベイツ

『レボリューショナリー・ロード』倦怠期夫婦が出した衝撃の結論, 3.0 out of 5 based on 1 rating

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