『ダーティーハリー』名作も寄る年波


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映画の評価(5点満点)

★★☆☆☆

やれ資格対策だの、未来への投資だのと賢いやつは目的を持って計画的に行動してるわきでダラダラとテレビの番組欄を眺める。貧者の典型的な日常行動である。とそのとき、番組欄から閃光が! なんと『ダーティーハリー』をやるじゃないか。

意外と古い名作というのはTSUTAYAのDVDの棚から素通りしがち、だからこういう機会というのはなかなかありがたい。

ダーティハリー


クリント・イーストウッド扮するキャラハン刑事が殺人犯を追跡しますよって内容なんだけど、見た感想は「うーん、普通」という困ったもの。怒髪天を突くほど頭にはこないが、じゃあ何か自分の心に訴えるものがあるかというと、正直ない。

よって、普通という感想が導き出されるのだが、かつて名作といわれたものが、今の世代から見ると陳腐化してしまうのは悲しいかな、よくあることである。

この敗因は、当時世の中をあっと驚かせたアイデアと様式の陳腐化にあるからだと考える。

実際「あの映画のこのシーンは、ダーティーハリーが元ネタだったんだ」と思わせるシーンがいくつもあるのだが、当然、パクッたというかオマージュした現代の映画のほうがより洗練され、衝撃的にされる。どうしてもオリジナルであるダーティーハリーの分が悪いのだ。

さらに、この映画のテーマとなっている「モラル」に至っては、昔に比べて現在は絶望的に低下している。昔以上に凄惨で残虐なものが圧倒的に増えているのである。映画を見ていても「なんでこんなことが問題になるの?」とか「なんでこんなことで悩んでいるの?」という作品の存在自体を否定しかねない問題が浮かび上がらざるを得ない。これはいかにもマズイ。

クリント・イーストウッドはかっこいいですけどね。まあ、映画の評価が微妙という点は変わりませんが。

ダーティーハリーの監督
ドン・シーゲル
ダーティーハリーの出演
クリント・イーストウッド
ハリー・ガーディノ
レニ・サントリ
アンディ・ロビンソン
ジョン・ヴァーノン

『ダーティーハリー』名作も寄る年波, 3.4 out of 5 based on 7 ratings

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