『キッチン〜3人のレシピ〜』メロドラマにメロメロ


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

プアーです。今回紹介するのは『キッチン〜3人のレシピ〜』。なんと韓国産のメロドラマである。しかもかなり本格的な。タダ券を使おうと映画館を訪れたら本当に見るものがなくて、適当に入ったらまさかメロドラとは……。1000円以上も出して見なきゃいけない映画館で、自分の好みに合うかどうか分らない映画を見るのはさすがにリスクが高い。満足に年を越せるかも分からないプアーな僕にとって、映画選択はまさに、生死をかけた決断の瞬間である。

キッチン~3人のレシピ~

正直なところ、メロドラマなんてテレビでザッピングしてたら5分と見てないだろうし、映画館でも3分で席を立つことになるのかなと思ったのだが、意外や意外、これが想像以上に面白くてダラダラとすべて見切ってしまった。

理由は、メロドラマなのにミソ壺の脇で殴り合いをしたり、キムチを漬け込んでみたり、オシャレなコース料理の中になぜか水餃子があったりと、日本のそれとは微妙に感覚がずれてるところ。これが面白いのだ。

韓国の風俗もそう。例えば、布団をしくにしても床の上に直接布団をしくんじゃなくて、箱をしいたその上に布団をしくとか、片道車線しかない大型道路とか、市場ももろアジア圏はいっていてオシャレ補正が効かないほど小汚いとか。そして、椅子や机もイケてる。「これ、搬入するの大変だったろうな」というほど巨大な一枚硝子や食べ物に使う食器などのガジェットは、もう完璧チョイス。この映画の美術さんはホントにいい仕事してます。「退屈するかな」という印象をもろに打ち破ってくれて、意外と面白かったというのが率直な感想。でも、もしこれが日本映画だったら、僕は間違いなく寝てたはず。

しかし、メロドラマを見ると、男女のジェンダーの違いを感じずにいられない。なんで女の子はメロドラマのとりこになるんだろうか? たぶんだけど、女の子は自分を映画に投影してるんじゃなくて、やはり一種のサスペンスとして見てるんじゃないか、と思う。今回の場合でいけば、旦那と浮気相手どっちをとるか? というお題である。

旦那は誠実であり、底なしに優しい。一方、浮気相手は色気抜群でちょい不良といういかにもな設定。最後にヒロインがチョイスするのはどっちだ!!
みたいな感じで。そうして見ると、こういうメロドラマも意外に面白いのかもしれない。

恋愛オンチな僕の読みは、完全に外れましたけどね。


キッチン〜3人のレシピ〜の監督・脚本
ホン・ジヨン
キッチン〜3人のレシピ〜の出演
チュ・ジフン
シン・ミナ
キム・テウ

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