『ボルケーノ』自然をねじ伏せるアメリカン・タフガイ


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★★☆☆☆

大自然に立ち向かい勝利する――ハリウッド映画にはそんな要素が多かった気がするが、最近はどうなのだろう? 環境問題がフォーカスされる世の中にあって、自然を冒涜(ぼうとく)するような思想で映画を作るのには抵抗があるかもしれないが、ハリウッドの先人たちは好んで自然をねじ伏せ、看破してきた。

ボルケーノ

日本のCMで缶コーヒーを間抜けに飲んでいるトミー・リー・ジョーンズもそうだった。映画『ボルケーノ』では、押し寄せる溶岩流の流れを変え、ロサンゼルスの街を噴火から救う、そんな偉業を成し遂げるアメリカン・タフガイだった。

全米第2位の都市、ロサンゼルス。中規模地震が発生した後、地下鉄工事現場で作業員が謎の焼死を遂げる事件が起きた。ロスの危機管理局の局長マイク・ロークは調査を始める。地震学者のエミーはロスの真下で火山活動が行われていることを突き止めた。しかし、噴火はロスの街中で起こってしまう。吹き上げる火山弾と流れ出す溶岩でロスの街は大パニックに陥るが、マイク・ロークは、軍や消防、警察などの現場を仕切り、ロスの街を横断しようとする溶岩流に立ち向かう。

ミニチュアなどを利用した昔ながらのSFXが中心だが、GC全盛の現代にあっても古さを感じさせない迫力シーンが満載、思わず引き込まれてしまった。もっと驚くのは、その溶岩流との戦い方。2メートルのコンクリート堤防と放水で流れを食い止めてしまうという、ロスの人たちが力強すぎる。溶岩流はそれによってロスの地下に張り巡らされた地下鉄網に流れ出すわけだが、その出口を爆破で用水路とつなげて乗り切るというアメリカンな発想。もちろん、この力技な賭けにも勝利する。

設定に無理があると言ってしまえばそうなのだが、自然の脅威を力技でねじ伏せ、乗り切るのがアメリカの精神。そんな時代のかの国は美しかった。アメリカに強さを求める時代は終わってしまったのか。

ボルケーノの監督
ミック・ジャクソン
ボルケーノの出演
トミー・リー・ジョーンズ
ドン・チードル
アン・ヘイチ
ギャビー・ホフマン
ジャクリーン・キム
キース・デイビッド

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