『プラネット・テラー in グラインドハウス』脳みそしびれさせてから見ろ!


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映画の評価(5点満点)

★★★★☆

プアーです。寒いですね。寒いと引きこもりたくなりますよね。お金のかからない屋内の趣味といえばレンタルビデオ! コレしかないでしょう。そして手に取ったのは『プラネット・テラー in グラインドハウス』。町にゾンビが大量発生しましたっていうお約束ストーリーだ。

プラネット・テラー in グラインドハウス


この映画、なかなかに難解だった。映画そのものというより、映画アトラクションとしての背景が複雑なのである。ちょっと説明がいるはずなので簡単に説明させてもらうと、この映画のコンセプトは「昔さあ、国道沿いにきったねえ映画館があってさあ。録でもない映画が何本もエンドレスで流れてたんだよねえ。今の若い人はああいうの知らないのってチョットアレだよねえ。そんなやつらに映画の醍醐味をちょっと教えてやらねえとな」という、おそらくそんなノリなのである。

日本に置き換えると、東映のヤクザ映画を1日中ダラダラと流し続ける上野や浅草の映画館を想定してくれて間違いないと思う。つまり、こんな感じの企画なので、コンセプトをキチンと理解していないとただの粗雑でグロイ映画にしか見えず困りものである。間違っても名画座系ではないので要注意!

例えばヤクザ映画であれば「何で菅原文太は親分の理不尽な要求を我慢してるの?」と聞かれたら「いや、ヤクザ映画はそういうもんなんだよ」と答える。これが完全な約束事として成立する。

本作もそんな感じで、細かい突っ込みを入れるとまったく話が進まない。アルコールで脳みそをしびれさせて半笑いで見るのが正しい見方である。ただし、そこは『シン・シティ』のロバート・ロドリゲス監督。作り込みは精ちを極め、映画に対する思いも半端でない。

ウソの予告編に始まり、途中話を進めるためにわざとフィルムを「紛失」扱いにしてみたりなかなか面白い。ゾンビ映画のお約束も随所で抑えながら、過去の映画からインスパイアされたアイデアがてんこ盛りなのである。でも内容は正直なにもない。面白い企画だとは思いますけど、非常にグロイのでそういうのが嫌いな人にはあんまりオススメできません。

プラネット・テラー in グラインドハウスの監督・脚本・撮影
ロバート・ロドリゲス
プラネット・テラー in グラインドハウスの出演
ローズ・マッゴーワン
ブルース・ウィリス
フレディ・ロドリゲス
ジョシュ・ブローリン
マーリー・シェルトン
ジェフ・フェイヒー
ファーギー
クエンティン・タランティーノ

『プラネット・テラー in グラインドハウス』脳みそしびれさせてから見ろ!, 3.5 out of 5 based on 6 ratings

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