『クローズド・ノート』ノスタルジックな透明感


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映画の評価(5点満点)

★★☆☆☆

なにかと身辺騒がしいエリカ様――タイミングよく、彼女が悪名をとどろかせるきっかけとなった『クローズド・ノート』を鑑賞したのだが、これが超清純派でカワイイの一言。いやほんと、この映画の主人公のようにピュアなイメージでいけば、このカワイサだから国民的アイドルになり得たかも。しかし、彼女はそんな作られた生き方をしたくなかったのだろう。それはそれで潔い生き方だと思う。

クローズド・ノート

さて、沢尻エリカの話は置いておくとして、本作『クローズド・ノート』。こちらは、まさしく邦画という感じのノスタルジックなにおいがするピュアな映画。いいね、この透き通るような感じ。ストーリー展開も見通せるほどの透明感の高さにはさすがに残念だけど、まっすぐに見れば素直な気持ちになる。

小学校教師を目指す大学生の香恵は、新しく入居した部屋で1冊の日記帳を見つける。ある日、日記帳をめくってみると、小学生の集団写真が抜け落ちる。興味を持った香恵は罪悪感があるものの日記を読み始める。一方、バイト先の万年筆屋のお客として現れた画家、石飛リュウにひかれ、恋に落ちる。日記の女性の悩みと気持ちに共感した香恵の現実と日記の内容が徐々にオーバーラップしていく。

個人的にはこういう映画は嫌いじゃない。ノスタルジーあふれる田舎街でセンチメンタルな恋物語、角川映画における演歌みたいな感じだ。しかしそれだけに始まって早々登場人物が出そろうころには、なんというか先の展開が読めてしまうので、登場人物のカワイサだったりとか、そっちの方に気がいってしまう。要するに、薄っぺらいわけだが、この薄さの中でピュアな主人公たちの行動を見せられるから、照れくさく、なんか純粋で素直な気持ちにさせられる。

ストーリー的な見どころはそれほどないから、やっぱり主人公の沢尻エリカの演技に注目せざるを得なくなってしまうのだが、個人的には○。悪くない。とはいえ、女優としての沢尻エリカをまったく知らなかったせいか、こんなまじめな清純派な演技をしていることに驚いた。あの舞台挨拶の雰囲気とぜんぜん違うじゃん。本当はどんな人なんだろうね。ちょっと興味あります。
(笑)。

クローズド・ノートの監督
行定勲
クローズド・ノートの原作
雫井脩介
クローズド・ノートの出演
沢尻エリカ
伊勢谷友介
竹内結子
板谷由夏
田中哲司
サエコ
黄川田将也
永作博美
石橋蓮司
篠井英介
中村嘉葎雄

『クローズド・ノート』ノスタルジックな透明感, 2.7 out of 5 based on 3 ratings

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