『ウォッチメン』アメコミ史上最高の漫画に挑んだ心意気に乾杯!


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

プアーです。ちょっと席を外していました。ネットのつながらない茨城まで。久しぶりにもどっって来てちょっと気合を入れて映画『ウォッチメン』を見てみました。

ウォッチメン

『ウォッチメン』は、アメリカンコミックス史上最高の漫画と言われるだけあって原作は、複雑かつ超高密度である。それをわずか2時間だか3時間の映画でまとめ上げようというのは人間業ではどだい不可能。そんな不可能なことにあえて挑戦する心意気だけは少なくても立派である、として評価したい。しかしてその結果は……。

これが「なかなか検討しておられる」といった感じ。少なくても映画を見ながら原作とのあまりの違いに卵を投げなくて済みそうではある。

この作品の勝因は、監督ザック・スナイダーの映像センスとなにより劇中に用いられる選曲センスの高さだ。原作は、重厚だけど話の筋やディティール、ガジェット、そして伏線を楽しむものであり、正直映画向きなものとは思えない。むしろ、映画よりテレビドラマのほうが向いている。そこで監督は、数少ないアクションシーンを引き伸ばし、単調になりそうな部分は音楽と映像センスで補うという荒業を行使している。その結果、映画自体にメリハリと荘厳さを付け加えることに成功。特にミニマル音楽界の巨匠フィリップ・グラスの音楽が使われるところは、まさに感涙の一言である。

もちろん瑕疵(かし)がない訳ではない。例えば、原作を読んでいないと意味を把握しづらいし、前半はすばらしいが、後半は明らかに失速気味だ。終盤で原作を大きく変更させたのは明らかな失敗ではないのか? など枚挙にいとまがない。ただし、監督自身、自分の力量の限界を知りながら、あえてこの難解な原作に挑んだ勇気だけでも僕は十分賞賛したいと思うのだ。皆さんはどうであろう? もちろん映画『ウォッチメン』を見る前には、原作を読んでいたほうが楽しめることは言うまでもない。

ウォッチメンの監督
ザック・スナイダー
ウォッチメンの原作
アラン・ムーア
デイヴ・ギボンズ
ウォッチメンの出演
ジャッキー・アール・へイリー
パトリック・ウィルソン
ビリー・クラダップ
マリン・アッカーマン
マシュー・グード

『ウォッチメン』アメコミ史上最高の漫画に挑んだ心意気に乾杯!, 3.0 out of 5 based on 4 ratings

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