『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』世界最高峰のクオリティ


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プアーです。最近、労働ダンピングの直撃を受けてメロウな日々を送ってる毎日ですが、そんなときこそアゲアゲになる映画を、というわけで本作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』をチョイス。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破


ヱヴァンゲリヲン……。実は僕、暗ーい青春時代を送っていたんで、リアルタイムでテレビの前に鎮座しながら見てたんですよ、『月刊ニュータイプ』誌で告知された2カ月も前から。だからヱヴァンゲリヲンはアニメとか映画とかいうより、電車男などの一種のイベントに近い。普通の人とは、作品に対する距離感が違うのだ。

とはいっても、前作「序」は正直、「ヱヴァンゲリヲン」はもういいかなと思わせる内容だった。それもそのはずである。テレビ放映から15年。3回も同じ内容を繰り返しているから、飽きてもしょうがない。

しかし、今回の「破」見て「やっぱり庵野はスゴイ」と思わせる内容だった。

内容は「序」「破」「Q」三部作の丁度中間にあたる「破」。今回までは話の筋はほぼ一緒である。なのに感嘆させるその実力、天才である。

冷静に見返すと、主人公とヒロインの関係性が今ひとつ希薄な部分があって、最後の主人公の行動の動機が今ひとつ弱かったり、不必要な新キャラがあったりと「?」マークが付く個所がないわけではないが、そんな問題がさまつに感じられるほど凄まじい出来である。もしも、アニメをゲームと並んでソフトのいち産業だと考えると、ヱヴァンゲリヲンは、声優技術、音響技術、作画技術、デザイン技術、そのすべての面で、世界最高峰の技術が注ぎ込まれている。その結果、統合された製品のクオリティはとてつもない域に迫っている。これはもう、はっきり行って現段階における、技術の限界といっていい。

素人さんが見ても「おおすげげえ」と感嘆するのは間違いない。よくテレビ番組で製造業界がフィーチャーされ成長物語として構成されることがあるが、ソフト産業は残念ながら取り上げられることが少ない。だが、本作品の登場によって、間違いなく総合的な意味でのアニメという産業は世界一である、ということを実証している好例だと思う。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の企画・原作・脚本・総監督
庵野秀明
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の監督
摩砂雪
鶴巻和哉
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の声の出演
緒方恵美
林原めぐみ
宮村優子
坂本真綾
三石琴乃
山口由里子
山寺宏一

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』世界最高峰のクオリティ, 4.3 out of 5 based on 7 ratings

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