『ベスト・キッド2』本気のB級映画の決定版!


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★★☆☆☆

プアーです。昨日は夜勤だったので、昼ごろのんびり起きだしてテレビをぼんやりつけると『ベスト・キッド』の文字が。しかも「2」である。さすがテレ東である。ダウナー系の映画選択として、ベストチョイスである。専業主婦がだんだん馬鹿になっていく理由の一端を垣間見た思いである。

ベスト・キッド2

最近ジャッキー・チェンとウィル・スミスの実の子ジェイデン・スミスがタッグを組んだリメイク版が上映されている『ベスト・キッド』だが、そもそもオリジナルの『ベスト・キッド』は由緒正しいB級映画である。このB級感があったからこそ、ストーリーも単純で、話の内容もまったくない、ありきたりな映画ながら、公開当初からミレニアムにあたる現在まで生き残り、たびたびテレビ東京で放映されている理由であろう。

では、『羊たちの沈黙』や『ダイ・ハード』などのいわゆるA級映画との違いは何であろう?

B級映画の最大の魅力は頑張っているのに頑張りきれないトホホ感、これが最大の魅力である。もしこれがもうチョット適当でいい加減なものであれば、単純に「駄作」と切り捨てられ歴史の中に埋もれてしまったであろうが、なまじっか歴史公証など頑張ってしまっただけに失笑と苦笑の間を行き来する、奇妙な味わいの本作ができあがったのである。

このB級感を意図的に持ち込んだのがクエンティン・タランティーノであり、ロバート・ロドリゲスであるが、タランティーノの『キル・ビル』がわざとらしくてイマイチのれない理由は、『ベスト・キッド』とはその勘違いの本気度が大きく違うからだろう。つまり、タランティーノやロバート・ロドリゲスの悪ふざけは、様式であるためファッションの領域をでないが、ベストキッドの勘違いはマジ。その違いが、前者をスノッブなものにし、後者を愛きょうにつなげているのだと思う。特に、『ベスト・キッド2』では昔の沖縄が舞台。アメリカ人が撮った日本という誤解要素が盛りだくさんである。

仕事で疲れているときに、ぼんやり見ながらヘラヘラ笑うには最高の内容である。そして、ぼんやり頭で見てると。最後に訪れる衝撃のデンデン太鼓。このデンデン太鼓が本作を一気にレジェンドまでのしあげているので、ぜひ一度、暇があれば確認してほしい。そして、僕を同じ感覚を共有してほしいと思う、今日この頃である。

ベスト・キッド2の監督
ジョン・G・アヴィルドセン
ベスト・キッド2の出演
ノリユキ・パット・モリタ
ラルフ・マッチオ
ダニー・カメコナ
ユージ・オクモト
ノブ・マッカーシー
タムリン・トミタ

『ベスト・キッド2』本気のB級映画の決定版!, 3.7 out of 5 based on 15 ratings

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