『初恋のきた道』光るチャン・ツィイー


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映画の評価(5点満点)

★★☆☆☆

プアーです。涼しくなりましたね。長い夏の暑さでヘロヘロになったなか、気合を入れて『初恋のきた道』を見た。チャン・イーモウ監督のとんでもなく評判のいい中国映画である。

初恋のきた道

ある一定以上の年齢の方になると、ジャッキー以外の映画で知っている中国映画としてコレを挙げる人も少なくないのではないかと思われる。そんなわけで「見なければー、見なければー」と思いつつ先延ばしに放っておいたのだが、ついに重い腰を上げて鑑賞。鑑賞後の感想は「うーむ、なるほど」といったところか。

話の筋は単純である。恋愛結婚が珍しい中国の農村で、初めて恋愛結婚するカップルができました、というお話。話の筋が単純な分、ほかの点ですごいところがあるのかと思ったら、驚くほどなにもない。衝撃である。

当然ケチをつけたくなる部分がいくらでもある。厳しすぎる演技指導は過剰すぎて、役者の行動が不自然な感じになってるし、構成もベタ過ぎて正直退屈だ。現代部分をモノクロにし、過去の部分をカラーにするというアイデアも当時としては斬新かもしれないが、現在では逆説的に手垢がついた表現だと思われても仕方がない。中国の自然は流石に圧巻の美しさだが、チェン・カイコーやベルナルド・ベルトリッチなど、中国の自然をもっと雄大に撮れる監督はいくらでもいるだろう。

じゃあ、なぜ、そこまでこの作品が世の中的に評判がいいかというと、チャン・ツィーがとんでもなくはまり役だからである。日本のアイドル映画に顕著である「映画には何もないけど、主役の女優(または男優)の素晴らしさは抜きん出ている」というパターンだ。チャン・ツィーが今より20%くらい魅力がなかったら、わずか90分弱の作品とはいえ、間違いなくこの映画は破綻し、見てる途中で居眠りする人続出である。そういった意味で、映画の奥深さを確認するにはいい映画である。

ただ、疲れたときぼんやり見るには最適であることには間違いないので、皆さんも一度見られてはいかがであろう?

初恋のきた道の監督
チャン・イーモウ
初恋のきた道の出演
チャン・ツィイー
スン・ホンレイ
チョン・ハオ
チャオ・ユエリン

『初恋のきた道』光るチャン・ツィイー , 5.0 out of 5 based on 1 rating

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