『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』疲れたサラリーマンさん必見!


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

検索エンジンで引っ掛からない限り、自分はあの匿名巨大掲示板「2ちゃんねる」をほとんど見ないのだが、言い換えればそんな余裕もないぐらい仕事が忙しいブラック企業に勤めているということかもしれない(笑)。さて、この映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は、もちろん、2ちゃんねるのスレッド→書籍→映画とエンターテイメント化されていく過程でかなり脚色が進んだのだろうが、おそろしく共感できる物語になっている。現実味があるというか、2ちゃんねるのスレの底力を知るのである。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

この映画は、2ちゃんねるに作成された同名のスレッドの内容に基づいて作られたもの。通称「マ男」が自分の就職したソフトウェアハウスのブラック企業ぶりを掲示板で共有するという話だ。

高校をイジメで中退したマ男は、8年間ニートをしていた。しかし、就職を望んでいた母親が交通事故で死んだことを機に、情報処理の国家資格を武器に就職活動を開始する。もちろん雇ってくれる会社はなかなか見つからなかったが、ついに雇ってくれる小さなソフトウェアハウスが見つかった。しかし、そこは「ブラック企業」。ソルジャーとして採用されていたのだ。そうとも知らないマ男は、先輩たちからのイジメのようなむちゃ振りやデスマによる徹夜残業の嵐の中でも、唯一のまともな先輩「藤田」に助けられ、歯を食いしばっていた。ところが、最悪のデスマ進行中に父親がガンで倒れる。隠していた中卒という学歴も社内でばらされ、希望も信用も失ったマ男は、不幸のトリプルパンチで精神的に限界が近づいてきた。

映画はとてもコミカルに描かれており、笑えるはずなのだが、どうしてもひきつった笑いしかできない。これは、この映画に描かれていることにどこか身に覚えがあるからだろう。サラリーマンとして生きる中、誰もが社内で少なからずマ男のような状況を体験しているか、実際に目にしているはずだし、だいたい、無理な納期もなく、苦手な上司や先輩がまったくいないという会社は、十中八九この世には存在しない。それでもみな必死に働いている。マ男に共感しながらも、慰めるより応援したくなるのだ。そして、映画の最後には、成長していくマ男の姿に自分も勇気づけられているのである。

現代の疲れ切ったサラリーマンはこの映画を一度は見ておくといいと思う。作風はとてもコミカルで疲れ果てていても重くなくサクッと見られるし、苦しくなったら見返すと少し元気が湧いてくるはずだから。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないの監督
佐藤祐市
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないの原作
黒井勇人
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないの脚本
いずみ吉紘
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないの出演
小池徹平
マイコ
池田鉄洋
田辺誠一
品川祐
田中圭
中村靖日
千葉雅子
森本レオ

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』疲れたサラリーマンさん必見!, 3.0 out of 5 based on 7 ratings

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