『バイオハザードII アポカリプス』欧米のゾンビ映画の層は厚い


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★★★☆☆

プアーです。「とにかく軽い映画を」ということでチョイスしたのが『バイオハザードII アポカリプス』。仕事の疲れで重い映画が見られないのは大人の階段を上がってる証拠。こんな状況でも前向きに認識して余計なことは考えないようにしている。で、この『バイオハザードII アポカリプス』の内容であるが、これが思った以上に面白かった。これくらいのレベルになると、映画館で見ても後から内容が思い出せない、なんてことはないと思う。

バイオハザード II アポカリプス


その理由を僕なりに考えてみると、やっぱりアメリカは「映画大国」であり、アメリカを中心とした欧米はゾンビ物が異常に好きで(無料のFlashゲームを検索すれば一目瞭然である)、ゾンビ映画の歴史も層も異常に厚いということなんだと思う。つまり、参考にすべきメソッドも教科書もふんだんにあるわけで、キチンとした仕事をすれば、そこそこ破綻のない作品が仕上がるのである。最近のハリウッドリメイク映画のレベルがそれなりに上がってきているのは、映画の構造的な分析が進んできたことの証左ではないだろうか。

そして、これは映画の完成度が相対的に向上しているということで、結果として、ある程度の予算を投下して人が食い付くようなタイトルであれば(マッドデイモンのジェイソン・ボーンシリーズや007シリーズでもいいと思う)、それなりの収益を生み出しくれるというわけ。バイオハザードシリーズを見ていてもそのことを強く感じる。

しかし、これは1つ大きな問題を抱えてる。「予定調和」という問題である。友人、彼女あるいは自分の子供でも誰でもいいが、ある程度の興奮と感動を期待して、映画から実際にその期待値どおりの対価を受け取る。しかし期待値どおりのころはいいが、その内、当然飽きがくるの。要するに、期待どおりの興奮と感動を呼ぶ手法は、すぐに手あかの付いた手法になり下がってしまうのである。恐ろしいかな、この災禍は映画のジャンル1つを丸々つぶしかねない危険性がある。

では、ゾンビ映画はどうかというと、今のところその心配はなさそうである。映画産業を下支えする意味でも安定して、そして安心して見れる映画になっており、これはなかなか貴重である。『バイオハザードII アポカリプス』を見ながら、そんなことを思うのである。

バイオハザードII アポカリプスの製作・脚本
ポール・W・S・アンダーソン
バイオハザードII アポカリプスの監督
アレクサンダー・ウィット
バイオハザードII アポカリプスの出演
ミラ・ジョヴォヴィッチ
シエンナ・ギロリー

『バイオハザードII アポカリプス』欧米のゾンビ映画の層は厚い, 3.0 out of 5 based on 5 ratings

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