『SUPER 8/スーパーエイト』甘酸っぱいノスタルジー


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映画の評価(5点満点)

★★★★☆

もう10年以上前になるのだが、映画監督になりたいと思っていた。バイトでお金をためて8ミリカメラを購入して回していた。とはいえ、そのころからデジタル化が進んでおり、もちろんデジタルで撮影することも可能ではあった。でも、憧れるのはアナログの世界だった。

super8/スーパー8

事前に気付かなかったのだが、映画『SUPER 8/スーパーエイト』は、どうやら1965年にコダックから発売されたアマチュア用8ミリフィルム「スーパー8」からきているようだ。ノスタルジーである。

映画は新しくはあるのだが、どことなくノスタルジックな匂いと甘酸っぱさがある良作だ。スティーブン・スピルバーグが製作を担当しており、監督はJ.J.エイブラムスというタッグだが、デブ、チビ、メガネなどの決して今どきでない少年たちを配したり、なかなか姿を見せない化け物の演出などは、なるほどスピルバーグ流という感じである。なぜかそんな少年グループにかわいい少女(エル・ファニング)が1人加わっているのもいい感じで、初恋的な雰囲気もうまく漂っている。そのほかにも見どころの多い作品だ。

とはいえ、本作は単なるノスタルジックな映画ではないのもポイントである。ストーリーはミステリー含みで進行し、少年たちが8ミリ映画の撮影時に遭遇した列車事故以来、リリアンという小さな町に異変が起こっていくというもの。少年たちは映画を撮り続けながら、この異変に対し自分たちの力で立ち向かっていくのである。その点で、誰もが適度にドキドキできるし、少年たちのセリフのやり取りも面白く、とっても楽しい。肩肘を張らずに、素直にエンジョイできる映画かもしれない。これは素晴らしいことだ。

最後に、エンドクレジットですぐに席を立たないことだけは気をつけたい。とっておきのスペシャルコンテンツが最後の最後に用意されており、これを見る、見ないで映画館を出た後の気持ちよさが変わってしまうから。

SUPER 8/スーパーエイトの監督
J・J・エイブラムス
SUPER 8/スーパーエイトの製作
スティーヴン・スピルバーグ
J・J・エイブラムス
ブライアン・バーク
SUPER 8/スーパーエイトの脚本
J・J・エイブラムス
SUPER 8/スーパーエイトの出演
エル・ファニング
カイル・チャンドラー
ロン・エルダード
ノア・エメリッチ
ガブリエル・バッソ
ケイティ・ロウズ
ザック・ミルズ

『SUPER 8/スーパーエイト』甘酸っぱいノスタルジー, 4.4 out of 5 based on 9 ratings

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