『スペル』本家のB級感


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

プアーです。万難を排して見に行くというほどではないが、レンタルやにあったら見てみたい。そういうB級感あふれるテイストの本作『スペル』。

スペル

人気コミック映画『スパイダーマン』シリーズのメガホンを取って一躍メジャーになった感のあるサム・ライミだが、実はホラー映画が出身。古典として有名な『死霊のはらわた』がデビュー作である。

久しぶりに純粋ホラー映画ということで、全編に渡ってノビノビと撮ったんじゃないか、という気安さに満ちている。『テキサス・チェーンソー』や『ドーン・オブ・ザ・デッド』という名作リメイクとはまた違った趣の映画である。

なんと言うか、言葉にするのは難しいのだが、最近の映画なのに、どこか古い。古いという言葉に語弊があるのであれば、懐かしい手触りとでも言えばいいのだろうか。若い監督がリスペクトやオマージュとして古い手法を使うことはよくあるが、今の監督がやるとどうしてもスタイリッシュになりすぎるような気がするのだ。やはり本家がやると、しっくりくる。この映画における呼吸感覚が、やはり若手と大きな差がある。

スペル
こういう堅苦しいことを抜きにしても、本作『スペル』は気安く見れるいい映画である。この映画を見たすべての人間が言及すると思うのだが、ババアの動きが本当にいい。元気なババアを描かせたら日本一の漫画太郎先生を彷彿とさせる素晴らしさ。「あー、サム・ライミはババアをとにかく撮りたかったんだな」と思わせるくらいの力の入れようである。

このババアのおかげで、クエンティン・タランティーノロバート・ロドリゲスのような計算して作られたB級感ではなく、ミレニアム版のB級感の醸成に成功している。映画のレビューサイトを見たら、5.63点とちょうどいい具合の点数になっていて感心した。

ヨダレを垂らしながら見るのに丁度いい映画だと思う。

スペルの監督
サム・ライミ
スペルの製作総指揮
ジョー・ドレイク
ネイサン・カヘイン
スペルの脚本
サム・ライミ
アイヴァン・ライミ
スペルの出演
アリソン・ローマン
ジャスティン・ロング
ローナ・レイヴァー
ディリープ・ラオ

『スペル』本家のB級感, 3.0 out of 5 based on 1 rating

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