『ハンサム★スーツ』抱腹絶倒のライト&コミカル


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

「人間の価値は外見にあるのか、内面にあるのか」というテーマをコミカルに描いた娯楽映画『ハンサム★スーツ』。ありがちな内容ながら、誰でも楽しめるアニメのようなコミカルなタッチであっさりと描き切っており、とてもライトに楽しめる娯楽作になっている。

ハンサムスーツ

この映画の要は、あの「洋服の青山」が試験的に作成した“ハンサムスーツ”という特殊な着ぐるみにある。このスーツを着ると、誰でもハンサムな外見に変身でき、結果、不細工とは対極にあるハンサムな人生を送れるという仕組みである。そして、ドランクドラゴンの塚地武雅が演じる、不細工な定食屋の主人公がこのテストベッドに選ばれ、これまでの不細工な人生とは180度異なるステレオタイプなハンサムならではの華やかな人生を送るのである。

ストーリーにはそれほど大きな工夫は見られないが、この映画を際立たせているのは、不細工な主人公大木琢郎のハンサムスーツ使用後、光山杏仁を演じた谷原章介だろう。不細工がハンサムに化けた後の解放感や違和感を実にコミカルに演じ切り、この映画の持っているポップなコミカル感を演技でも醸し出せている点である。そもそも、この映画が描いている「人生にとって大切なのは、外見か、内面か」というテーマは、単純ながら単純に切って捨てるのが難しい大命題だが、この命題の単純化に成功しているのは彼の演技によるところが大きい。もちろん、ハンサム光山杏仁の内部には、不細工ながら明るい大木琢郎が潜んでいるわけで、それが個性となり、光山杏仁はハンサム界の中でも異彩を放つことになるのだが、ハンサムな人がやらないだろう的な演技もしっかりとこなし切っているのはさすが。これがおかしくて抱腹絶倒なのだ。谷原章介の演技は侮れない。

「人生にとっては大切なのは外見か、内面か」というテーマに対するこの映画の結論は自明すぎるものだが、これもこの内容ならまったく異論はないだろう。むしろ違和感がなく、自然と「面白かったね」と言って笑える。この内容のライトさとコミカルさは、個人的にはかなり好きな部類の作品である。何も考えずに笑える娯楽作というのも映画にはやっぱり必要なのだ。

ハンサム★スーツの監督
英勉
ハンサム★スーツの脚本
鈴木おさむ
ハンサム★スーツの出演
谷原章介
塚地武雅
北川景子
佐田真由美
大島美幸
池内博之
本上まなみ
山本裕典
佐々木希

『ハンサム★スーツ』抱腹絶倒のライト&コミカル, 3.4 out of 5 based on 5 ratings

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