『リアル・スティール』安定のシナリオと役者の名演
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★★★★☆
プアーです。久方ぶりに会った友人と映画鑑賞。ただ困ったことに見たい映画がない。候補に挙がったのは『リアル・スティール』と『聯合艦隊司令長官 山本五十六』の二択。まさに女を取るか、友人を取るか、究極の二択のようなものである。友人の決断により『リアル・スティール』に決まったのだが、さてその結果はいかに……。

以前ハリウッド映画界の層の厚さに若干触れたことがあるが、今回の『リアル・スティール』をみるにつけ、ハリウッドのシナリオ技術のレベルの安定感に脱帽せざるを得ない。シナリオ技術については、構造的な分析が進んだこともあるが、実はノートパソコンの存在が大きいといわれている。アイデアを膨らませ、プロットを描いて、いざシナリオを書き始めるという段階になるのだが、「ここ盛り上げて」「ここで落として」など、シナリオを削ったり、挿入したりの作業が以前に比べて格段に容易になったのだ。いわゆる、「佳作」といわれるハリウッド作品はこの恩恵を大きく受けている。
特に『リアル・スティール』はその総決算と言ってもよい内容で、友人と見に行く映画としては最高の仕上がりになっている。一緒に見た僕の友人も「ミッション・インッポシブルよりも面白かったよ」大絶賛。よかった、よかった。
シナリオの安定感に加えて、ぜひ見てほしいのは役者の演技である。主人公のヒュー・ジャックマンと、ちょーかわいい子役のダゴタ・ゴヨの演技が実に素晴らしい。登場するロボットは当然CGのため、役者は何もないところに向かって、怒鳴ったり、泣いたり、喜んだりしないといけないのだが、その難役を楽々とこなしている。ここまで、演技が上手いと後の代表作として語られるのは間違いない。2人ともいい役を引き当てたものである。
個人的には「ここをこうしたほうがいいだろう」という瑕疵はいくらでも見つけられるが、全然目を瞑れるレベルだ。こういう佳作を見るたびに、邦画の出来はなぜここまでムラがあるんだろう、と疑問をていせざる終えない。
リアル・スティールの監督
ショーン・レヴィ
リアル・スティールの脚本
ジョン・ゲイティンス
リアル・スティールの原作
リチャード・マシスン
リアル・スティールの出演
ヒュー・ジャックマン
エヴァンジェリン・リリー
ダコタ・ゴヨ
アンソニー・マッキー
ケヴィン・デュランド






















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