『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』ファン待望の映画シリーズ幕開け


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★★☆☆☆

鑑賞してから少し間が空いてしまったが、映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』を見た。原作『ベルセルク』は、世界的にも熱狂的なファンを獲得しており、ファンにとっては待望の映画化が始まった。その幕開けとなるのが、本作『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』である。

ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ覇王の卵

原作『ベルセルク』は、1989年からスタートした三浦建太郎氏によるマンガで、今でも雑誌『ヤングアニマル』で連載が続いている大長編。弓や剣を使って各国が戦争し合っている中世ヨーロッパのような世界を舞台に、いずれの国にも属さない強力な傭兵集団「鷹の団」に所属することになった、主人公の戦士ガッツを中心に描いたダークファンタジーだ。日本国内に限らず、世界的な人気を誇っているらしい。

筆者は今回、初めて『ベルセルク』の世界に触れたのだが、前知識ゼロでも十分に楽しめる映画になっていた。原作に詳しい人に言わせれば、マンガと映画とではやっぱり違うところがあるみたいだが、製作サイドとしては、事前知識がない人をターゲットにした作品作りを目指したのだと思う。それはそれで、今回が初めてだった自分には歓迎すべきことだ。しかし、熱狂的なファンに支えられた長編マンガを映画化する際に、コアファンを対象にするのではなく、間口を広げてヒットを狙う戦略が奏功するかどうか、ここはひとつ見どころである。

それもあってか、第1弾の本作では、大きな話の展開で観客の心をグッと鷲づかみにするのではなく、登場人物のキャラクターをちゃんと知ってもらうことに主軸が置かれている。残念ながら「ここから話が面白くなるんでは?」と思ったところで、第1段の80分は終了する。シリーズでの映画化を前提としているのだから正攻法ではあるが、次回作以降は、前作を見ていることが前提となる作りである。要するに、映画『ハリー・ポッター』シリーズではなく、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ的な作りが取られている。第1話が爆発的にヒットしない限りは、どんどんとジリ貧になりそうな気がする。

とはいえ、画作りには気合いが入っているので、迫力のあるスクリーンで見続けるべき作品だろう。原作マンガもアニメもあまり知らないので恐縮だが、映画館で見るべき作品に仕上げてきているのは、さすがだ。ちなみに、アニメーションの制作は「STUDIO 4C」。以前紹介したことのある『鉄コン筋クリート』と同じ制作会社だった。それはもう納得のクオリティである。

ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵の監督
窪岡俊之
ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵のアニメーション監督
岩瀧智
ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵の原作
三浦建太郎
ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵のキャラクター・デザイン/作画監督
恩田尚之
ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵の声の出演
岩永洋昭
櫻井孝宏
行成とあ

『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』ファン待望の映画シリーズ幕開け, 3.0 out of 5 based on 2 ratings

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