『バトルシップ』ユニバーサル映画100周年は祝えるか?


VN:F [1.9.22_1171]
あなたの映画評価は何点?
Rating: 3.3/5 (4 votes cast)
映画の評価(5点満点)

★★☆☆☆

ユニバーサル・ピクチャーズの100周年記念映画『バトルシップ』。ハリウッドのメジャースタジオがどうしてこの作品を100年を祝うマイルストーンに選んだのか、疑問だが、B級並みの作品にホイと2億ドルを投じる懐の深さに脱帽する。

バトルシップ

『バトルシップ』は、いわゆる地球にやってきたエイリアンと人類の戦争映画。地球と同じような環境にある惑星に向けて交信電波を送ると、本当にエイリアンがやってきちゃいましたというストーリー。人類にとっては運よく、エイリアンが降ってきた太平洋上のハワイ沖では世界連合艦隊が洋上演習中。太平洋上のほぼすべての戦力が結集しており、いざ人類の存亡をかけた史上最大の艦隊戦が繰り広げられるはず、と思いきや、エイリアン側が引いたバリアによって、参戦できるのは日本の「ミョウコウ」含む駆逐艦3隻のみ。

もちろん、エイリアンの兵器というか、宇宙船の破壊力は人類のそれとは比べ物にならないほど群を抜いており、3隻の駆逐艦は簡単に撃沈させられてしまうのだが、結果的には、なんと、ハワイで記念館として活用されている退役戦艦「ミズーリ」で十分に戦えてしまった! しかも、ミズーリは記念館になっているにも関わらず、退役軍人たちがどこからともなくやってきて、10人程度の少人数で動かし、強力なエイリアンの宇宙船と渡り合ってしまうのだ。それって、あり?

バトルシップ

そして、この映画の最もいけない点が、あのエイリアンの容姿を選択してしまったことだろう。この手の映画にとってエイリアンの容姿は重要すぎるほどに重要なことはみな承知だと思うが、いかに地球と同じような環境の惑星から来たとはいえ、あれはいただけない。しかも、地球と同じような環境で進化した種属にかかわらず、なぜか太陽に弱いという弱点を持っている。なんで? どうして? 訳がわからない。

そもそも、エイリアン映画に論理性を求めること自体、間違っている。このことは重々承知のうえだが、明らかな支離滅裂さによって『バトルシップ』の評価は大きく分かれると思う。どのエイリアン映画も50歩100歩だと言われればそれまでだが、これではユニバーサル・ピクチャーズの100周年を祝いたくても、ちょっと祝えない出来ではないだろうか。

バトルシップの監督
ピーター・バーグ
バトルシップの脚本
ジョン・ホーバー
エリック・ホーバー
ブライアン・コペルマン
デイヴィッド・レヴィーン
バトルシップの製作
サラ・オーブリー
ピーター・バーグ
ブライアン・ゴールドナー
スコット・ステューバー
ダンカン・ヘンダーソン
バトルシップの出演
テイラー・キッチュ
ブルックリン・デッカー
アレキサンダー・スカルスガルド
リアーナ
浅野忠信
リーアム・ニーソン

『バトルシップ』ユニバーサル映画100周年は祝えるか?, 3.3 out of 5 based on 4 ratings

タグ: ,

トラックバックURL(お気軽にどうぞ)