『ダーク・シャドウ』時空を超えたヴァンパイと魔女のゴシック愛憎劇


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

映画『ダーク・シャドウ』は、鬼才ダーク・シャドウ

見どころは、やっぱりティム・バートン監督独特の世界観。70年代の世界とミュージックをバックに、約200年の眠りから覚めた白塗りのヴァンパイア、バーナバス・コリンズのヘンテコな感じをジョニー・デップが妙演しつつ、ライバルの魔女アンジェリーク・ブシャールをエヴァ・グリーンが現代的に超絶いろっぽく好演する、という何ともギャップにあふれた愉快な作品なのだ。それでも、きっかりと話をまとめてくるのは、さすがのティム・バートン監督なのだが、何だかストーリーがうまくまとまりすぎている感じがしないでもない。もっとぶっ飛んだ展開のほうが見ていて楽しかったような気もする。

この映画の根底に流れているのは、実は時空を超えた「純愛」と「嫉妬」である。そもそもコリンズ一家が栄華を極めた1700年代、アンジェリークは、バーナバスを深く愛しながらも、別のビクトリアという女性にバーナバスを奪われてしまう。嫉妬したアンジェリークは、黒魔術によって、ビクトリアを崖から投身自殺させ、バーナバスをヴァンパイアに変えてしまう、という愛憎劇が繰り広げられた過去がある。そして、これと同じ愛憎劇が200年後の1972年に再び繰り返されるという感じなのだ。そこは、愛と憎しみが大好きなソープドラマ(昼ドラ)を基にしている感じがしていい。

とはいえ、難しいのは、この映画の評価。役者はみんな好演しており、味付けも濃いのだが、どうしてか強い印象に残らない感じなのだ。もしかすると、あっちの文化を知らないツボにはまりにくいところがあるのかもしれない。少なくともティム・バートン監督とジョニー・デップのゴールデンコンビが好きな人は、そのらしさは十分に味わえるので押さえておいていい作品だと思う。

ダーク・シャドウの監督
ティム・バートン
ダーク・シャドウの脚本
セス・グラハム=スミス
ダーク・シャドウの出演
ジョニー・デップ
エヴァ・グリーン
ミシェル・ファイファー
ヘレナ・ボナム=カーター
ジョニー・リー・ミラー
クロエ・グレース・モレッツ
ガリバー・マクグラス

『ダーク・シャドウ』時空を超えたヴァンパイと魔女のゴシック愛憎劇, 3.0 out of 5 based on 2 ratings

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