『ダークナイト ライジング』164分27秒の極上アクションムービー


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★★★★★

この夏の映画には、米国から数多くのヒーローが上陸している。その中でも、ずっしりとした大人の貫禄を見せてくれるのが、この『ダークナイト ライジング』だろう。上映時間2時間44分というロングフィルムを、重厚ストーリーと、豪華役者陣のいぶし銀の演技、そしてアクションの数々によって、まったく退屈させることのないものに仕上げている。まさに、濃密な映画体験ができる、極上のヒーローアクションムービーである。

ダークナイト ライジング

筆者は、絶大な評価を受けた前作『ダークナイト』を見損ねたので前作と比較するのは無理だが、この新作1本だけでも、クリストファー・ノーラン監督がいかにバットマンを傑作といえる高みにまで昇華させているかがわかる。先日、見た『アメイジング・スパイダーマン』がハナタレ小僧向けの幼稚な作品に過ぎなくみえるほど、この『ダークナイト ライジング』は、ずっしりとした大人の個性を発しているのである。

この理由は、2つある。まずは役者。バットマンことブルース・ウェインを演じるクリスチャン・ベイルが、哀愁あるヒーロー像に、これでもかいうほど深みを与えている点。これに加えて本作では、マスク姿が恐ろい敵役ベインを演じるトム・ハーディが、狂気っぷりいかんなく発揮し、劇中の「ゴッサム・シティ」はもとより、劇場の観客まで恐怖のどん底へと突き落とす、圧巻の演技を披露している。そのほか、アン・ハサウェイや、マリオン・コティヤール、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンなど、脇役もしっかりと映画と一体になり、ダークナイトの世界観を盛り上げているのである。

ダークナイト ライジング

もうひとつの理由は、本格アクション映画に仕上がっているからだろう。2時間44分もの上映時間をあっという間なものにするにはアクション要素は欠かせない。最新鋭機器も登場し、ドンパチもあるが、その中心は、肉体と肉体がガチでぶつかり合う殴り合い。この殴り合いにこそアクション映画の本質があり、見るものを興奮させる。バットマンは銃を使わない主義だそうだが、まさに小細工なしの大人のアクションがこの映画にはあるのだ。

多くのアメリカンヒーローが劇場で大活躍するこの夏の映画だが、本作『ダークナイト ライジング』は傑作といっていいはずだ。劇場に足を運んで損はない!

ダークナイト ライジングの監督
クリストファー・ノーラン
ダークナイト ライジングの脚本
ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
ダークナイト ライジングの出演
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
ゲイリー・オールドマン
アン・ハサウェイ
トム・ハーディ
マリオン・コティヤール
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
モーガン・フリーマン

『ダークナイト ライジング』164分27秒の極上アクションムービー, 5.0 out of 5 based on 1 rating

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