『HACHI 約束の犬』感動よりも犬好きのために


VN:F [1.9.22_1171]
あなたの映画評価は何点?
Rating: 3.5/5 (4 votes cast)
映画の評価(5点満点)

★☆☆☆☆

「忠犬ハチ公」という感動の物語をよく知らない犬好きに、お勧めできる映画かもしれない。映画館ではすすり泣く声も聞こえたが、多くの日本人が知っているお馴染みのストーリーなだけに展開が読めてしまう。また、淡々と描くことに徹しているため、感情移入できない人も続出しそうだ。リチャード・ギアとかわいい犬という日本人好みの配役だが、『HACHI 約束の犬』は観客を選ぶ映画かもしれない。

HACHI 約束の犬

(C)Hachiko,LLC


大学で音楽を教えるパーカー・ウィルソン教授は、旅行帰りの駅で犬の子供を拾う。一晩だけの保護のつもりだったが、ウィルソン家の一員として迎えることに。日系の友人ケンから日本の由緒ある血統の犬、秋田犬だと知らされ、ハチと名付ける。

ハチはパーカーになつき、毎日出勤するパーカーを駅に送り迎えをするようになる。しかし、パーカーは講義中に突然倒れ、他界。ハチは別の町に住む娘夫婦に引き取られていくが、それでもパーカーに会えるかと、送り迎えしていたいつものベッドリッジ駅へと向かう。約10年の間、ハチは毎日ベッドリッジ駅でパーカーを待ち続けた。

日本人には馴染み深い忠犬ハチ公のハリウッドによる映画化。この感動の物語をどうハリウッドが料理するかが見ものだが、半分成功・半分失敗という印象だ。忠犬ハチ公の話はハチが毎日待ち続けたという献身的な継続が感動的なのだが、特別なことが何も起こらない10年を描くいても映画としては退屈なのだ。ベッドリッジの街の人との交流もそれほど緻密に描かれていない。

この映画の助けは、ハチがあまりにかわいいことである。リチャード・ギアとたわむれるさまはたまらない。既にこの実話を知っているのなら、感動を求めて見に行くよりも、犬好きのための映画と思っていた方が間違いは少ない。ただただ、秋田犬を飼いたくなる。

ハチ〜

HACHI 約束の犬の監督
ラッセ・ハルストレム
HACHI 約束の犬の出演
リチャード・ギア
ジョーン・アレン
サラ・ローマー
ケイリー=ヒロユキ・タガワ
ジェイソン・アレクサンダー
エリック・アヴァリ
ダヴェニア・マクファデン

『HACHI 約束の犬』感動よりも犬好きのために, 3.5 out of 5 based on 4 ratings

タグ: ,

トラックバックURL(お気軽にどうぞ)