『アルゴ』前代未聞の人質救出作戦。しかもこれは実話である


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映画の評価(5点満点)

★★★★☆

まず言おう、映画『アルゴ』は面白い。

1979年にイランで起こったアメリカ大使館人質事件の裏側で、実際に行われた前代未聞の人質救出作戦では、CIAがなんと、ウソの映画『ARGO』をでっち上げ、人質を救出していたというのだ。この映画で知った事実だが、事話というのは映画よりも奇想天外なものだ。

アルゴ

基ずいた実話がトンデモナイということもあるが、ストーリーがよければ映画が面白くなるかというと、そうではない。しかし、この映画『アルゴ』は、70年代後半当時の雰囲気をうまくかもし、フィルムのアナログ感ある映像によって、当時にタイムスリップし、あたかもこの事件を目撃しているかのように錯覚させてくれる。これに加え、映画としてのエンターテインメント要素もしっかりと盛り込まれているのだ。

前半は、でっち上げ映画作戦に実際に関わった、映画『猿の惑星』の特殊メイク担当のジョン・チェンバースを演じたジョン・グッドマンと、映画プロデューサーのレスター・シーゲルを演じたアラン・アーキンの掛け合いが笑わせてくれると思えば、その後、主人公のCIA人質救助班のトニー・メンデスがイラン入りしてからは、サスペンス要素がグンと高まる。テヘランの重苦しい異様な雰囲気、作戦に反対する人質たちの苦悩、偽造パスポートで空港から脱出する際の一世一代の大芝居――と、緊迫感に息がつまり、手に汗を握るほど。さらには、イランの領空から出たあとの人質たちの歓喜に、自分も心から安堵してしまうのである。なんともリアリティが高く、この映画には観客を引き込む要素が満載なのだ。

そして、エンディングクレジットでは、1997年に当時のビル・クリントン米大統領がこの人質救出作戦について機密解除したことを明らかにし、観客たちはこのストーリーを再び事実として重く受け止めることとなる。この映画『アルゴ』の完成度の高さはピカイチである。ベン・アフレックの監督としての手腕の高さが評価され、さらにはアカデミー賞候補として呼び声が高まっているのもうなづける。

アルゴの監督
ベン・アフレック
アルゴの脚本
クリス・テリオ
アルゴの製作
ベン・アフレック
ジョージ・クルーニー
グラント・ヘスロヴ
アルゴの出演
ベン・アフレック
アラン・アーキン
ジョン・グッドマン
ブライアン・クランストン

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