『マリー・アントワネット』だって女の子だもん


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映画の評価(5点満点)

★★★☆☆

歴史上の人物というのは知っているようで知らないことが多い。誰が何年に何をしたという客観的な事実から、勝手に人間性を想像していたりする。英雄も独裁者もみんな人間、たぶん普通のことを普通に悩んでいたりするんじゃないかと思う。

稀代の浪費癖によってフランス・ブルボン王朝を傾けたとされるフランス王妃マリー・アントワネットだが、彼女だって今の時代と変わらない女の子だったはず。14歳で政略結婚し、18歳でフランス王妃になった彼女の青春って? 『マリー・アントワネット』は、ポップにキュートな彼女の青春時代を描いている。

ColumbiaPictures/Photofest/MediaVastJapan

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18世紀の中頃、オーストリアの女王マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネットは14歳の若さでフランス国王の息子に嫁ぐ。これによってフランスとの関係を強化したいマリア・テレジアが考えた政略結婚だ。マリー・アントワネットは、とびきり豪華な馬車で林の中を揺られ、フランスへ。

子供ができることを期待されるが、旦那となるルイ・オーギュストは錠前づくりが趣味で、鹿ばかりを追っている。マリー・アントワネットとエッチをしてくれないどころか、興味もない様子。ルイの弟夫婦に先に子供ができるなど、プレッシャーは高まるばかり。ストレスからか、だんだんと贅を尽くしたファッションや仮面舞踏会、ギャンブルと享楽にのめり込んでいく――。

伝記映画というよりも、映像も音楽もポップで非常にキュートな新境地の映画に仕上がっている。ピンクやイエローのパステルカラーを好んで使わっていたり、かわいいスイーツがこれまでかと登場する。マリー・アントワネットの女の子としての側面を強調していて結構楽しい。歴史家から不評を買ったといわれる本作だが、映画なんだから、こういうのも絶対ありだ。

監督は巨匠フランシス・フォード・コッポラの娘ソフィア・コッポラ。女性監督でなければ撮れないテーストである。もう、ベルサイユ宮殿と驚くばかりに豪華なコスチュームプレーがクリアできれいに撮られていて、美しい。それだけでも価値がある。

マリー・アントワネットの監督
ソフィア・コッポラ
マリー・アントワネットの出演
キルスティン・ダンスト
ジェイソン・シュワルツ
ジュディ・デイヴィス

『マリー・アントワネット』だって女の子だもん, 3.2 out of 5 based on 10 ratings

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